コラム - column -

ロゴの変遷

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ロゴの変遷

マルニ木工は、1928年の創業から100年近く、家具を作り続けてきました。その間に戦争があり、戦後の物資不足、高度経済成長、バブル景気と崩壊、平成時代を経験し……等々、時代の荒波を乗り越えてきた歴史があります。家具のデザインはそのときどきで受け入れられるかたち(つまり流行)が変わりますが、実は会社の象徴ともいえる社章/ロゴマークも何度か変更されているのです。

1933年から使用されたマルニ木工の製品に付いているロゴマーク

1933年、前身の昭和曲木工場からマルニ株式会社に改名しました。その際、曲木の輪に由来するマークを社章にしました。

1952年から使用されたマルニ木工の製品に付いているロゴマーク

新聞紙上で全国応募、新時代にはばたくという意味が込められた孔雀のマークを1952年に採用しました。最近では修理工場でもなかなかお目にかかることができない、貴重なロゴマークです。社内ではクジャクマークと呼ばれています。
引き取った椅子にこのロゴがついていれば、なるべくそのままの状態を生かし、ロゴが残るように修理しています。

1976年から使用されたマルニ木工の製品に付いているロゴマーク

1976年から使用されたロゴがこちらです。マルニの頭文字「M」をもとに、椅子やソファ、テーブルを模して図案化。事業の内容や、製作しているものをシンボルにしたロゴマークです。社内公募の中から選ばれました。レトロな印象で、現代の目で見るととても新鮮に写りますね。

1988年から使用されたマルニ木工の製品に付いているロゴマーク

創業60周年を機に「株式会社マルニ」へ社名を変更するとともに、ロゴマークも一新。初代のモチーフが再登場しました。2004年に「株式会社マルニ木工」を設立し、現在もこのロゴを使用しています。

オールドマルニとも呼ばれている1952年から使用されたマルニ木工の製品に付いているロゴマーク

古いマルニ木工の家具は、ヴィンテージ家具愛好者のみなさんから「オールドマルニ」と呼ばれ、探しているファンも多いとか。(社内ではクジャクマークと呼んでいます。)
ロゴはもとより、懐かしさを感じるデザインだったり、高価な木材を贅沢に使っていたりと、今では貴重な古いマルニ木工の家具ならではの個性に魅力を感じていただいているのかもしれません。ぜひそんな点にもご注目くださいね。

 

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